当方、関西在住の25歳独身OL。彼氏いるし同棲してるし、順風満帆だけど、欲張りたいお年頃。
そんな折、占い好きな友人に「時間あるなら占い行ってみない!??」と誘われた。
ランチを済ませ本来ならばショッピングを愉しむだろう時間に、梅田の第3ビルに引っ張って行かれる。
ディープな建物の空気を嗅ぎながら、「占」のピンクの1文字を煌々と掲げるお店に入った。
10分ほど待ち、二人一緒に占い師の待つブースに入る。
まずは友人。
この友人、つい先日まで処女だったのだが、処女についての知識に乏しい彼氏と致して、文字通り痛い目に遭い、同時に虚しい体験(詳細は省く)をしたとのこと。
しかしそんな下世話な?(本人にとっては深刻な事件である)話を初対面の占い師にするなんてことはもちろんない。
オブラートに、彼氏に言ってやりたいことがあって、でも今伝えるべきなのか、どこまで話すべきなのか、、、と、占い師に相談していた。(えらい)
占い師はタロットカードをシャッフルし、時たま友人に指示をだし、怒涛のしゃべりを展開する友人の話にうんうんと頷く。
結果的に占い師が出した答えは、ざっくり言うと「究極の2択を提示するような話をしない」とのことだった。
友人曰く、彼は話し合いからの逃げ癖があるらしく、友人が彼氏にされて嫌だったこと(上記)の話し合いに真摯に向き合ってくれなければ別れる!と言ってやる気だったらしい。
友人は何か吹っ切れた様子で、占い師の助言に耳を傾け、そのようなことはやめときますと宣言していた。
こうして1組のカップルの破局を占い師が阻止したのだった。
さて、本題である。当方管理者の身の上話も聞いてほしい。
こちらは世間が作った「女の賞味期限」だとか「適齢期」だとかにめちゃくちゃ惑わされるタイプで、〇歳までに結婚したい…!となかば呪縛のように生きているのだ。
彼氏にも「私が〇歳になるまでに結婚してくれなかったら別れてほしい」などと脅迫してしまう始末である。(クズ)
そんな管理者の闇も、占い師は暴いていく。
「教科書通りに生きなければと思っていませんか?」
ぎくり。なぜわかるのだ。タロットカードがそう言ったのか。
そしてトドメの一言。
「彼氏さん、今仕事が忙しくてとてもお辛い状態です。結婚してくれと急かしてはいけません。」
はい申し訳ありませんでした。
確かに彼氏は今仕事に追われていて、家事もできない、帰ってきたら飯食って寝るだけ状態である。
自分を客観的に評価されて、ようやっと、初めてひどいことをしてきたんだなと立ち止まった。
ただ結婚がしたいだけなら今までのままでもいい。
でも違う、今の彼氏と結婚がしたい、一生のパートナーとして添い遂げたいんだ。
そう結論がでたので彼氏が一生プロポーズしてくれなくてもいいや、と心穏やかに過ごしている。(今のところは)
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